前回、「歌が上手く聞こえる8つの要素」のうち、
3つめの「音域」について書きました。
今回は、その補足的なものを。
「どうやったら音域が広がるのか?」
これは正直、個人差があるので全ての人に当てはまる訳ではありません。
ですが、ある程度のやり方はお伝えできます。
くれぐれも本当~に無理しないでくださいね。
「年単位で少しずつ、すこーしずつ広がっていければいいね」
くらいの気持ちで練習しましょう。
音域を広げていくには、発声練習を半音ずつ上げたり下げたりしながら声を出していきます。
半音違っただけで、びっくりするくらい出にくくなることは普通にあります。
その場合、もう一度、半音下の音に戻します。
その音がちゃんと出たのを確認したら、
次は超微妙に何かを変えて、出にくい音を出してみます。
超微妙に何を変えるのか?
とりあえず、次のようなものを試してみましょう。
・息の吸い方と吐くスピード。
・身体の軸。
・声の方向。
・目線。
などなど。
息の吸い方が浅いのかもしれない。
せっかく吸った息を節約しすぎて吐いているのかもしれない。
身体がゆるみ過ぎているかな?
声が前に出過ぎたり、奥に行き過ぎているのかも?
目線が下がっていることによって、口やのどの奥が狭くなっているのかもしれない。
・・・などなど、
いろんなことを試しながら微調整していきましょう。
文章では説明しきれないので、レッスンの中でお伝えしますね。
(^^;)
こうやって時間をかけて、少しずつ音域が広がっていきます。
そうすると華やかなオペラアリアも歌えるようになります。
コンクールの本番で歌うのが楽しみですね~!