50代の生徒さん。
昨日のレッスンでは、少しずつ良くなっているのが私には分かりました。
ご本人はまだ、ご自分で判断できないようですが。(笑)
この生徒さんが体験レッスンにいらした時は、
お顔や口の周りにすごくチカラが入っていました。
私は普段、生徒さんに
「脱力してください」とか
「もっとリラックスして」とか言うことは少ないです。
だけど、この生徒さんには
「お口の周りを少し脱力しましょう」
とお伝えしました。
言葉が悪くて申し訳ないのですが、
表情が不自然になるくらいチカラが入っていたから。
「この生徒さんは、お顔の不自然なチカラを取ることが最優先だな」
と思ったのです。
それからレッスンを重ねていき、少しずつお顔とお口の脱力ができるようになりました。
当然、表情も良くなっていますよ~。
まだ時々、チカラが入って
険しい顔になっちゃうけど、以前に比べたら全然いい!
(↑写真はイメージです)
そして、昨日のレッスンではそれに加えて
「声のまとまり」も出てきました。
以前は、
お顔などのチカラが入っているわりには、声はあちこちに拡散していた感じでした。
昨日のレッスンでも、いつものように
「この幅の中で声を出してくださいね。
イメージとしては、ここをこんな感じでーす」
とか、私があれこれ例え話を出しながら声を出していただきました。
その例え話の直後の声なんて、ホントにとってもいいんです。
あちこち拡散してなくて、適度に脱力できていて、まとまりがあって!!
先ほども書いたように、ご本人としてはまだ自分で判断ができなくて懐疑的でした。
なので、別の生徒さんにお伝えしたことをお話ししました。
それは、
「歌が上手くなるのは、髪とか爪とかと同じ。
目に見えてどんどん伸びるのではなく、
少しずつ少しずつ伸びていき、気づいたらすごく伸びている」
ということ。
こちらの記事にも書きましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
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「のど下げたほうが高い音が出ますね」 生徒さんが気づいたこと