私のレッスンでは、発声練習をした後に歌っていただく曲の1発目はノンストップです。
(ある程度、仕上がった曲だけ)
歌詞を間違えようが、変な声が出ようが、一度最後まで通して歌っていただきます。
よほどのことがない限り止めません。
なぜかというと、本番で歌うことを想定しているからです。
本番は一度きりです。
「いや~ん、歌詞間違っちゃった。テヘペロ!」
で止まるわけにはいきません。
これは私自身の練習でも徹底しています。
「どんなことがあっても、一度最後まで通して歌うよ」
と決意して歌い始めます。(笑)
先日の生徒さんのレッスンで、いつものように
「一度目は何があっても止まりませんよ~」
と軽くプレッシャーをかけて歌っていただきました。
ですが、歌い始めてすぐに、
「おお!」と、思わず止めてしまうところでした。
あまりにも素晴らしかったので!!
止めてしまいたいのをぐっと我慢しながら曲を終えました。
「出だし、すっごくよかったですね。ご自分でも、そう思ったでしょ?」
と私が前のめりできくと、
生徒さんは
「上手くいきましたね~。ずっとあの事を意識してたので」
と答えました。
(写真はイメージです)
「あの事」とは、発声練習で私がアドバイスしたことです。
そのことによって、ものすごーく丁寧に歌ってる感が伝わってくるのです。
これを、ほかの曲にも応用していけばいいのですね♡
自分でコントロールできるようになってくると、
ただ表面的に美しく歌うだけではなくなります。
声楽の本当の楽しみって、ここからかな~と思うのです。
コロナの様子にもよりますが、そろそろ新規の生徒さんの募集を再開しようかと思っています。
「いつかアマチュアの声楽コンクールに出てみたい」
という方は、このブログをチェックしておいてくださいねー!