「歌が上手く聞こえる8つの要素」のうち4つを公開しています。
前回は1つめの「音程」についてでしたね。
今日は、「発音」について。
声楽コンクールは多くの場合、原語で歌うという指定があります。
(時々、例外がありますが)
イタリアの歌ならイタリア語、ドイツの歌ならドイツ語。
日本の歌は、もちろん日本語です。
「イタリア語とか知らんがな!」
声楽レッスンを始めたばかりの高校生の頃、私はそう思いました。
「スパゲッティって、たぶんイタリア語よね?」
とかいうレベル。
「イタリア語なんて読める気がしない」
そう思っていたから、楽譜の歌詞にはカタカナを書いていました。(笑)
ちなみに、
「カタカナ書くのは絶対に許しません。自分の頭で覚えなさい」
という先生もいらっしゃいますが、
私は生徒さんに、
「カタカナふっちゃってくださいね。読めないと歌えないので」
とお伝えしています。
(↑ 歌詞ページにカタカナふってある楽譜もあるよ)
だけど同時に、こうも言います。
「カタカナ書いていいので、『カタカナ発音』しないでくださいね」
日本語と外国語って、
母音の「発音」が違うから。
子音がどうのって言う前にね。
文字で書くと、よけい分かりにくいので、ここでの説明はやめておきます。
余談ですが・・・、
もし、あなたの先生が、
「カタカナは絶対に許しません」系の先生なら、ちょっとした小技(?)を。
カタカナ書く時は、鉛筆やシャーペンで書き込みましょう。
できる限り、うすーく書いておきましょうね。
で、覚えたら全部消す。
レッスン前に、跡形もなく消しておけば怒られませんよ~。
私のレッスンでは、カタカナ発音にならないように指導しています。
コンクールに出られた生徒さんも、審査員の先生から
「音楽も言葉も丁寧に学ばれていますね」
と講評用紙に書いていただいたこともあります。
そんな講評用紙がもらえる声楽コンクール。
「私もいつかアマチュア向けの声楽コンクールに出てみたい」
という方は、ぜひ一緒に頑張りましょう!