先日のレッスンで、生徒さんがおもしろいイメージを話してくれました。
身体を使って声を作ることを自分でコントロールでき始めている生徒さん。
私が「お腹」とか「下のほう」とか言い過ぎたので、ちょっとやりすぎになっていました。
もう少し、声を自分からポーンと話す感じが欲しいな、と。
なので、次のように提案してみました。
「遠くにボールを投げる感じで歌ってみてください。声を自分から離すイメージで」
一度歌っていただくと、ちょっと惜しい・・・。
「んー。もう一回お願いします」
と、もう一度歌っていただくと、ポーンという声が出たのです!
(支えのない明るいだけの声じゃないよー)
「今、どんなイメージで歌いました?ボール投げるイメージ?」
と根ほり葉ほり。(笑)
生徒さんは、
「ボールを向こうに投げると、身体がもっていかれちゃうので、私は玉入れのイメージにしました。
自分より上に、縦に投げるイメージです」
なるほどー!
そうですね、向こうに投げるイメージだと、ヘタしたら重心が前すぎになります。
いいですねー。
今村が言ったイメージが
「自分とは何か違うな」と思ったら、どんどんアレンジしちゃってくださいな。
自分のイメージが声に反映されるって、ホントに楽しいですよ。
「これからも、このイメージで出せれば無敵じゃん」
とか思っちゃいますもん。
こうやって、ちょっとずつ声を出すコツを習得できると、曲を仕上げるのが待ち遠しいです。
この生徒さんは、次の目標のためにレッスンを重ね、どんどん上達しています。
「この曲、大変です~」
とおっしゃっていますが、この調子で仕上げていきましょう。
(^O^)