生徒さんのレッスンでも、私自身の練習の時でも、あるイメージをよく使います。
タイトルどおりですが、
(YouTubeの)グッドボタンとバッドボタンを同時に使う感じ
です。
実際に両手で、体の前でやってみるのです。
それぞれの親指は上と下を向きますよね?
イメージとして、その親指の方向に声を出します。
体の中で上向きにも下向きにも声を出すのです。
(なんか、だんだん分かりにくくなってきた?笑)
そうすると、
体の中心を声がスーッと通り抜けて
適度な重さのある
明るい声
が出ます。
もちろん、ある程度の慣れは必要ですよ。
ずっと前から通ってる生徒さんにはレッスンで何度も言っているので、
「また言ってるよ(笑)」
と思われてると思います。
でもそれで、いい声になることが多いので、めげずに言い続けるのだ!
もしかしたら、あなたは
「上向きに声を出すのは分かるけど、下向きに声を出すって何よ?」
って思いました?
「とくにソプラノは頭声の響きが大切だから、下向きとかダメでしょ?」
って。
そうかな?
いわゆる「上の響き」だけの声って物足りないんですよね~。
私も中学生の頃に合唱の先生たちがおっしゃってたから、そんな声で歌ってました。
「いい声だ、いい声だ」と、無駄に褒められて。
でも声楽の個人レッスンで、
「その声いいよ」
っておっしゃった先生は一人もいなかったです。
声楽の個人レッスンを受け続けると、
自分でも「なんかスカスカした声」だと感じるようになっていきました。
上澄みをすくったような、うっすい声!
それを良くするには、
「上だけとか、前だけとか、一方方向だけに声を出すイメージを持つのではなく、
常に反対方向も意識する」
ことだと思います。
わりと前の記事にも、このことを書いてたのを思い出しました。
ご興味ある方は、ぜひお読みくださいませ~。
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