先日の40代の生徒さんのレッスンで、
「生徒さんがご自分で思い出せれば、いい声が出るんだ。
忘れてるだけなんだ~」
と思うことがありました。
もう5年くらいレッスンに通ってらっしゃる、この生徒さん。
コンクールにも参加されたり、とっても熱心な方です。
これまで、たくさんのことをお伝えしてきました。
先日のレッスンでは、発声練習の時に
「ちょっと《声の伸びやかさ》が足りないかも?
もっといい声が出るはず、なんだけどな」
と思いました。
なので、これまでもずっと言ってきたことを再度お伝えしました。
「胸郭を開いてください」
「胃の底を拭くように」
「細いヘアゴムのイメージで」
などなど。
生徒さん、ハッと思い出した表情をされ、あらためて歌ってみると・・・
そうしたら、まあ、
声量は上がるは、声のツヤは出るは、表情は良くなるは、
いいことだらけ!!
思わず私が、
「今、よかったですよね~?」
と言うと、
「はい。いろいろ思い出すと、ちゃんといい声が出ます」
と嬉しそう \(^o^)/
この日のレッスンで、こういうことが4回くらいありました。
一発でいい声が出ないのは、忘れてるだけなんですね~。(笑)
思い出して、体勢を整えて、
必要な体の場所を意識できれば、いい声がポンっと出るのさ!
以前、いつかのブログ記事にも書きましたが、
私は何度も何度も、
必要なことを生徒さんに思い出させてあげればいいだけ。
歌の先生ってさ、何度も何度も何度も何度も・・・
生徒さんに、必要なことを思い出させてあげるために居るんだと思います。
そして、だんだん
思い出させてあげなくても、
生徒さんが自分で思い出せるようになってくる。
それが上達するということなんですね。
声楽は(音楽は)、一生ずっとずっと学び続けるものだと思うので、
私もまだまだ学んでいきたいです。
「これでいいや・・・」
ということがない。
それがとても楽しい!
思い出せれば、いい声が出るという生徒さんを見て、
「一緒に向上していけてるなぁ」
と、しみじみ思った次第です。
こんなかんじでレッスンしてます。
ご興味ある方は、ぜひ体験レッスンにお越しくださいませ~。