歌はブレス(息つぎ)が超重要です。
なぜかというと、声は息でできているから。
歌い始める時はもちろん、曲の途中でも「質のいいブレス」が必須です。
中学の合唱部などでも、まず
「腹式呼吸をしましょう」
と言われ、息の練習をすると思います。
(あんまり腹式呼吸、腹式呼吸って言うのもなんだかなぁ、とは思いますが。笑)
歌の楽譜には、あらかじめ
「ここでブレスしてね」というものが印刷されています。
こういう「V」のマークね。
↓ ↓
印刷されている所だけでブレスできれば、それはそれでグッドです。
だけど息が続かない場合は、無理のない位置でブレスをしましょう。
それは全然、いけないことではありません。
楽譜に「V」を書き込んでOKですよ。
歌い込んでいくと、
「ここはノンブレスで一息で歌える」
ということがあります。
そんな時は、書き込んだ「V」を消せばいいだけです。
ただし、ブレスを追加するのは、
絶対に「文法的におかしくない位置」に限ります。
それだけは、ご注意を!
あるオペラアリアを歌っている生徒さんも、ブレスを何度か変更しました。
コンクールを目標に頑張ってらっしゃる方です。
コンクールに持って行く曲のレッスンで、
「ここ、一息で歌えればいいですよね~。
そのほうが絶対にかっこいい!」
というフレーズがありました。
なので、しばらくはノンブレスで歌っていただいていました。
ですがやっぱり、少し苦しそう・・・
「ノンブレスだと『無理してるな感』があるので、やっぱりブレスしましょう」
とお伝えしました。
そのほうが、聞いていて感じがいいです。
コンクールでは、そんなところで意地張っても仕方ないですし。(笑)
文法的におかしくなければ、無理のない位置でブレスを決めておきましょう。
歌ってる人にとっては、いい声が出るし、
聞いてる人にとっても、感じよく心地よく聞けますから!
声楽にご興味ある方は、体験レッスンにいらしてくださいね~。