こんにちは。今村です。
声楽や合唱をしている人の多くが
「高い音を出したい」
という願望をお持ちだと思います。
実際に体験レッスンでも、そうおっしゃる方が多いです。
私の教室の生徒さんは、ほとんどの方が発声練習では2点Bまで出るようになりました。
なので、高い音を出せる声帯はすでにお持ちだということです。
だけど歌の中では2点Gに苦労することも多々あり!(汗)
なぜかと言うと、
高い音が単独で出ても、それを「歌の中で美しく使えるようになる」には、いろいろな条件が揃っていなければいけないからです。
そして、歌は高い音だけで出来ているのではありません。
高い音が出ることも、もちろん重要です。
だけど、普通の音域(中間音域)をまず美しく歌えることも、ものすごく大切だと私は思います。
昔、私は、ある先生のレッスンで言われたことがあります。
「あなたの歌い方だと、ただ”高い音が出るだけの人”です。
曲の9割は、そんなに高い音でできてないでしょう?」
って。
たしかに・・・
それから私は、中間音域や低音域も出せるように練習しました。
中間音域や低音域が出せることで、表現力が増したと感じています。
そして、それを高い音につなげる感覚も習得しました!
あなたは「高い音」だけを出したいですか?
それとも、曲の9割を占める中間音域も充実させたいですか?