こんにちは。今村です。
今日は、声楽コンクール参加について私の考えをお伝えします。
「声楽の」コンクールについてですので、ピアノコンクールなど声楽以外の音楽コンクールについては、ご専門の先生にお尋ねくださいね。
まず、声楽コンクールへの参加は生徒さんご自身が決めてください。
私のほうから
「コンクールに出ましょう!」
と強要することはないです。
「コンクールとか出てみてもいいんじゃないですか~?」
くらいの、ゆるっとした提案はするかもしれませんが(笑)、決めるのは生徒さんです。
そして、コンクール参加をご自分で決めたなら、相応の練習はしてくださいね。
練習ができないのであれば、その年のコンクールはやめましょう。
練習しない方への指導はできないですよ~。
コンクールは賛否両論ありますが、私は特別いいとも悪いとも思いません。
使いようによっては、ものすごくいいもだと思うし、
考え方によっては、ものすごく悪いものでもあるとも思っているからです。
なのでコンクールへの参加は、それぞれのメリットとデメリットを考えてご自分で決めてください。
(^.^)
「メリット、デメリットって?」という方はご相談くださいね。
一般的なメリット、デメリットもありますし、その方にとってのメリット、デメリットもありますので。
もちろん、参加するとなれば全力でサポートします!!!
やるべきことは、わりと強くご提案します。
たとえば、声楽コンクールで歌う曲は「何でもいい」というわけにはいきません。
時間制限もありますし、生徒さんの声に合っているものを選ばなければいけません。
なので、いくつかの候補曲を実際に歌っていただく期間が必要です。
好きな曲が必ずしも「合っている曲」ではないこともあります。
更に、声楽コンクールは原語で歌わなければいけないので、歌詞の読みもしつこくやります。
そのためレッスン回数も増やしていただきたいですし、いつもより細かいことも言わせていただきます。
(怒ったり怒鳴ったりはしません。念のため・・・笑)
「え~!レッスン回数を増やすのイヤだ~」
「いちいち細かいこと言われるのムカつくなー」
「コンクールの曲は、先生が私に合ってるのをテキトーに選んでよ~」
という方は、私の指導での声楽コンクール参加はやめたほうがいいです。(笑)
そして最後にもう一つ、大切なことをお伝えしますね。
(ちょっと厳しいけど)
コンクールというのは、頑張ったから上位になれるわけではありません。
審査員が「いい」と思った順に順位がつきます。
その日、その時の演奏だけを他人の評価によって決められる場所です。
なので頑張っても報われない、という可能性もあります。
そのことはしっかりと認識しておいてくださいね。
「音楽に点数をつけるなんてけしからん!」
とか言いながら、なんやかんやコンクールに出る人の気持ちはよく分かりませんが・・・
(じゃあ、出なきゃいいじゃん・笑)
「あんなに頑張ったのに入賞できなかった」
とクヨクヨするのなら出ないほうがいいです。
先ほども言いましたが、コンクールは、
使いようによっては、ものすごくいいもだと思うし、
考え方によっては、ものすごく悪いものだと思います。
本人の考え方次第ですよ。
あなたはコンクールをどのように位置づけていますか?